クリスマスカラーにはそれぞれ意味があり、
赤(キリストの血の色、愛と寛大さ)
緑(永遠の命)、白(純潔、潔白)が一般的です。
他に光をイメージできるゴールド、シルバーなども最近は人気です。
クリスマスといえば「赤」「グリーン」「白」「ゴールド」が定番色ですが、
でも、これだけではありません。クリスマスにも流行色があります。
さて、近年どんな色が流行しているのでしょうか?
また、今年のクリスマスは何色が新しいのでしょうか?
ブルー x ホワイト
1999年頃から、クリスマスに「ブルー」が流行し、特に「紫みの青」が目立ちました。
クリスマスツリーのオーナメント、フラワーリースのパーツやリボンだけでなく、
ディスプレイやクリスマスカードなど多方面で数多く使われました。
「白」「薄いブルー」「シルバー」との強いコントラスト配色でした。
「ブルー」と「白」の配色は「ホワイトクリスマス」から派生したに違いありません。
雪の影の部分は、白の中でもブルーに近い色になり、夕方から夜は雪がブルーに染まります。
夜空の色は黒ですが、濃いブルーでも表現されることがあります。
「暗いブルー」の夜空と「白」い雪は、とても美しい対照を生み出し
「ホワイトクリスマス」にピッタリのロマンチックな配色。
寒色系のすっきりとした雪の冷たさのイメージです。
また、青の中でも「紫みの青」が流行したことが背景になっていると思われます。
このブルーの配色はこれからも続きそうです。
ピンク x ホワイト
2000年は、数は多くありませんでしたが「ピンク」と「白」「シルバー」の配色が出ました。
薄いピンク「ベビーピンク」から少しオレンジがかった「サーモンピンク」までの色の
クリスマスツリーやオーナメント、リボンが、前述のブルーと全く別の配色として新たに加わりました。
暖色系の柔らかなピンクが入ったことで、売り場に柔らかなふんわりムードが漂います。
ピンクの弱いコントラスト配色が、全体の印象に深みを与えました。
女性的で甘くあどけないムードになります。
ブロンズ×ゴールド
そして2001年〜2002年は、日本流行色協会の秋冬ファッションカラーにも選ばれている
「ブロンズ」「ゴールド」の金属系の色と、アンティーク風のあせた赤系の色が流行しています。
クリスマスのオーナメント、リースのパーツの大部分はこの色群で占められていました。
形も装飾的で古典的。厳粛でおごそかな気持ち、明日を祈る気持ちで
クリスマスを過ごしたい現在の社会情勢にマッチしているのでしょう。
専門機関による流行色選定の基準はいくつかありますが、
季節感や新鮮さも重要な要素となっています。
2005年のテーマカラーはグリーンです。
春夏シーズンの人気カラーはなんといっても「ターコイズ」です。
日差しが和らいでくる秋は、グレイッシュなおさえた色が映えます。
今年は、春夏にターコイズグリーンのような鮮やかなブルーグリーンが人気を集めたこともあり、
モスグリーンのような枯れたイエローグリーンが新鮮に感じられます。
モスグリーンをベースカラーに、土や木を連想させるアースカラーを差し色にした
コーディネートなどが注目されています。
クリスマスパーティ、プレゼントのラッピング、お店のディスプレイの、
今一番旬の色、勝負色として使ってみてくださいね。
また、お花やアレンジメント選びのアクセントとして
参考にしてみてはいかがでしょうか。
|