クリスマス・リースの由来も様々な説が有りますが、
最も古くは古代ローマと言われています。
輪の意味は「永遠」「新年の幸福を祈る飾り」、材料の蝋燭は「太陽」
キリスト教では「永遠に続く神の愛」
実際リースに使用される樹木はモミの木や柊ですが、
柊の葉はイエス・キリストの被った茨の冠「受難」を意味し、
赤い実は「流した血」として飾られています。
また、松ぼっくり・麦の穂・葡萄の蔓リンゴなどの作物に関係するものは
「収穫」の象徴とされていました。
中でもリンゴは寒い冬に保存が利き、栄養のある非常にありがたい作物で、
常緑樹に吊して神へのお供えものとしても使われていたようです。
リースの飾りやツリーのオーナメントに姫リンゴがよく使用されているのは
そういった理由からなんです。
このリースにクリスマスの4週間前から毎週1本ずつろうそくを灯し、
クリスマスイブの日に最後の一本を灯してお祝いするという習慣もあるそうです。
宗教的な意味合いは確かに有りますが、
用途的には葉に殺菌作用と抗菌作用のある常緑樹を玄関に飾って、
魔除けにしたというものと、豊作を願って玄関を飾る、日本で言えば
しめ縄のような役割があったというものが最も有力とされています。
最近では、気軽に作れる、飾れるところが最大の魅力のリースは
趣味として自分で作ったり、プレゼントしたりと人気が上昇中です。
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