世界のクリスマス

世界のクリスマス

アメリカ
アメリカのクリスマスで特に有名なのが、
毎年盛大な点灯式が行われる、ニューヨーク・ロックフェラーセンターの巨大クリスマスツリーです。
ロックフェラー・センターの一角にあるロウアー・プラザで毎年11月初旬から中旬に広報室が設けられ、点灯式の日や
ツリーなどが決まるそうです。
例年12月初旬に点灯式が行われると、ニューヨークはクリスマス一色に覆われます。

各家庭では、本物の木(リサイクルするそうです!)を使ったクリスマスツリーを飾り、
クリスマスカードの交換・プレゼント交換などを行います。
プレゼントは、25日の朝までクリスマスツリーの下に置き、
クリスマスになると、家族みんなで一斉にプレゼントを開けます。

大抵の家庭では「七面鳥、牛肉、羊肉」が食卓に並ぶことが多くなります。
羊肉はキリスト教で言うと「お供え物の食べ物」にあたるからです。

11月第4木曜日のサンクスギビングが終わってから1月に入るまで
クリスマスムードは続きます。

オーストラリア
オーストラリアのクリスマスシーズンはまさしく真夏!
海辺に行くと、トナカイ代わりに水上スキーに乗ったサンタさんに出会います。

オーストラリアでは、12月10日頃からツリーを飾り、1月10日頃に片付けます。
一年間お互いに元気であったことの感謝を込め、家族や親しい人同士でプレゼント交換をし、
家族や親しい人たちと自宅でお祝いします。
深夜に家族で教会に行ったりもします。

オーストラリアは真夏なので、コールドミートが多く、
ターキー、チキン、ハム、えび、ほたてなどがごちそうとして食卓にならびます。
デザートとしては、クリスマスプディング(ドライフルーツたっぷりのケーキ)、
パブロバ(オーストラリアのケーキ)が一般的だそうです。

ドイツ
ドイツは、クリスマスマーケットで有名です。
特にドイツ3大クリスマスマーケットには、世界中から人々が集まります。
イルミネーションに包まれてキラキラと輝く夢のような世界のクリスマスマーケットでは、
クリスマス飾りやろうそく、クッキーや木のおもちゃ、焼きソーセージ、お菓子などの屋台が並び、
地元の人たちで一日中賑わいます。

古いゲルマン民族の習慣では真冬の寒いさなかにも枯れることなく、
緑の色濃いもみ(Tanne) の木には神の霊が宿っていると信じられ、
それを冬至のころ家の中に飾ったのだそうです。
イヴには木の下に、幼子キリストの眠る飼い葉おけ(Krippe) が置かれ、
それを囲むように家族同士のプレゼントも置きます。

各家庭では、何日も前からクリスマス用のパウンドケーキ(Stolle) をはじめ
何種類ものケーキやクッキーを焼きます。

家族そろってクリスマスの歌を歌い、プレゼント交換をしたあと、
お祈りを捧げ、チキンやドイツ鯉の丸ゆでを食べます。
もちろん、用意されたパウンドケーキ(Stolle)もおいしくいただきます。

子供が寝た後、大人たちは深夜のクリスマス礼拝へと教会に行きます。
大人たちの夜は、静かな静かなクリスマスとなるのです。

フランス   
フランスの冬はクリスマスイルミネーションとともにやってきます。
パリの街は、イルミネーションで溢れ、商店やデパートのショーウィンドウが綺麗に飾られます。
そしてシャンゼリゼ通りでは、 まっすぐ一直線に街路樹に飾られたイルミネーションが続きます。

例年11月末になると、全長2kmの大通りに続く数百本のマロニエの木には
小さな電球が無数に飾られ、あたり一面が幻想的な雰囲気に包まれます。
人の集まる広場ではクリスマス市が立ち、クリスマスのオーナメントや
クリスマス発祥の地アルザス地方の料理、ホットワインなどが売られ、
パリはクリスマスの祝福ムード一色になります。

フランスではクリスマスは恋人とではなく家族と過ごすことが多く、
シャンパン、フォアグラ、七面鳥、羊肉、エスカルゴ、
ブッシュ・ド・ノエル(木株の形をしたケーキ、その昔、ケルト人が冬至の祭りで木の薪を燃やしていた習慣に由来します)などの代表的な料理を食べます。
フォアグラは高いイメージがあり年に1度クリスマスにしか食べない家庭も多く、
フォアグラをバターたっぷりのパン、ブリオッシュやパン・ド・ミーにのせて食べるそうです。

イギリス
イギリスロンドン市内のクリスマスの飾りはシンプルです。
マーケットではMulled Wine(マルドワイン)というホット・ワインが大鍋で沸々と湯気をたて、
辺りはオレンジとスパイスのいい香りがただよいます。
街頭では聖歌隊がクリスマスキャロルを歌い、
ショッピング・センターなどにはGrottoという「サンタ小屋」が出現し、
お願いを書いた手紙を握り締めた子供たちが長い列を作り、
イギリスではFather Christmasとも呼ばれるサンタさんに、おねだりをするそうです。

アドベント(降誕節)になると各家庭でもクリスマスの飾り付けが始まり、
クリスマスから数えて「十二夜」の1月6日のエピファニー(顕現節)まで飾るそうです。

イブの夜、子供たちはサンタさんのために、ミンス・パイ(ドライフルーツのパイ)、
トナカイにはニンジンを用意します。

イギリスでは25日の昼がクリスマス・ディナーで、家族そろってお祝いするそうです。
ローストターキー、デザートにはクリスマス・プディングを食べ、
最後はクリスマスケーキで締めくくります。
イギリスのクリスマスケーキはドライフルーツとナッツのフルーツケーキを
マジパンで包み、アイシングしたものだそうです。


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