ドイツ
ドイツは、クリスマスマーケットで有名です。
特にドイツ3大クリスマスマーケットには、世界中から人々が集まります。
イルミネーションに包まれてキラキラと輝く夢のような世界のクリスマスマーケットでは、
クリスマス飾りやろうそく、クッキーや木のおもちゃ、焼きソーセージ、お菓子などの屋台が並び、
地元の人たちで一日中賑わいます。
古いゲルマン民族の習慣では真冬の寒いさなかにも枯れることなく、
緑の色濃いもみ(Tanne) の木には神の霊が宿っていると信じられ、
それを冬至のころ家の中に飾ったのだそうです。
イヴには木の下に、幼子キリストの眠る飼い葉おけ(Krippe) が置かれ、
それを囲むように家族同士のプレゼントも置きます。
各家庭では、何日も前からクリスマス用のパウンドケーキ(Stolle) をはじめ
何種類ものケーキやクッキーを焼きます。
家族そろってクリスマスの歌を歌い、プレゼント交換をしたあと、
お祈りを捧げ、チキンやドイツ鯉の丸ゆでを食べます。
もちろん、用意されたパウンドケーキ(Stolle)もおいしくいただきます。
子供が寝た後、大人たちは深夜のクリスマス礼拝へと教会に行きます。
大人たちの夜は、静かな静かなクリスマスとなるのです。 |